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グリークヨーグルトとは?普通のヨーグルトとの違いや作り方

「グリークヨーグルトって何?」
「普通のヨーグルトと何が違うの?」

近年、グリークヨーグルトが日本で流行しています。SNSやテレビ番組などで取り上げられる機会が増え一躍話題になっていますが「グリークヨーグルトって何?」と疑問を抱いている方も多いでしょう。

そこで、この記事ではグリークヨーグルトの基礎知識から作り方まで詳しく解説していきます。グリークヨーグルトについて知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

最近話題の「グリークヨーグルト」とは?

グリークヨーグルト(그릭요거트)とは、水分や乳清(ホエー)を除いたヨーグルトのことで、日本では「ギリシャヨーグルト」や「水切りヨーグルト」と呼ばれています。

ギリシャヨーグルトは、二千年以上前の紀元前に誕生したもの。羊やヤギの牧畜が盛んであったギリシャでは、ミルクの栄養価を損なうことなく長期保存できる食材としてヨーグルトが作られたと言われています。

そんなヨーグルトを独自の水切り製法を用いて作られたのが現在の「ギリシャヨーグルト」です。本場ギリシャでは、肉や魚にも負けない栄養源として、日々の生活に取り入れられています。

グリークヨーグルト2つの特徴|普通のヨーグルトの違い

ギリシャヨーグルトは日本でもなじみがありますが、グリークヨーグルトと聞いてもピンときませんよね。一般的に、水切りヨーグルトのことをギリシャヨーグルトと呼びますが、韓国ではグリークヨーグルトと呼ばれています。

ということは「グリークヨーグルト=ギリシャヨーグルト?」なのか。グリークヨーグルトとギリシャヨーグルトに根本的な違いはありません。ギリシャで作られたヨーグルトか韓国で作られたヨーグルトかの違いです。

しかし、食べるとわかるのですが、日本で販売されている普通のヨーグルト(ギリシャヨーグルト)とグリークヨーグルトには少し異なる特徴があります。

1. 水分量が少なくクリーミーな口当たり

日本で販売されている市販のギリシャヨーグルトは、程よく水分が残っておりしっとりした食感が特徴です。一方、韓国のグリークヨーグルトは限界まで水分量を減らしているため、クリーミーでモサッとした食感が特徴的。

ヨーグルトは水分量によって食感がかわります。韓国のグリークヨーグルトは、クリームチーズのようなクリーミーな食感を楽しめます。専門店のグリークヨーグルトは、スプーンですくいあげるとネチネチと音を立て、ひび割れを起こすほどです。

2. 普通のヨーグルトよりも栄養価が高い

水分や乳清(ホエー)を除いたギリシャヨーグルトやグリークヨーグルトは、普通のヨーグルトに比べて水分が少なく、その分たんぱく質が豊富に含まれています。日本でもたんぱく質ブームの影響で、数多くのギリシャヨーグルトが販売され始めました。

しかし、日本で販売されているギリシャヨーグルトは、脱脂粉乳(※1)を原料とした「無脂肪タイプ」のものがほとんどです。一方、韓国のグリークヨーグルトは、牛乳を原料にしたものが多く、乳本来の味わいを感じられます。

つまり、韓国のグリークヨーグルトは”たんぱく質などの栄養価が高く、濃厚な味わいを感じられるヨーグルト”といえます。

(※1)牛乳の脂肪分を除いたものから、水分を除去し粉末状にしたもの。スキムミルクとも呼ばれている。

自宅で作れるグリークヨーグルトの作り方

即席グリークヨーグルトは自宅でも作れます。作り方は以下を参考にしてください。

グリークヨーグルトの材料

・市販のヨーグルト(無糖)……400g
・グラノーラ……適量(20~30gがおすすめ)
・バナナ……1/2本
・キウイ……1/2個
・いちご……2個
・ブルーベリー……適量
・はちみつ……適量
※フルーツは季節ごとにお好みで

使用する道具|ボウルで作る場合

・ボウル(水分を受けられるもの)
・ざる
・キッチンペーパー
・水を入れた袋などの重し(※なくても可)

使用する道具|コーヒーセットで作る場合

・コーヒーサーバー(水分を受けられるもの)
・コーヒーフィルター
・ドリッパー
・水を入れた袋などの重し(※なくても可)

グリークヨーグルトは専門店がおすすめ?

韓国のみならず、グリークヨーグルト専門店は日本でも増えてきています。専門店で購入するメリットは、主に以下の3つ。

1. さまざまなトッピングを楽しめる
2. 自分で作る手間が省ける
3. 冷蔵庫のスペースを確保できる

1. さまざまなトッピングを楽しめる

グリークヨーグルト専門店では、さまざまなトッピングを楽しめます。中には、イタリアン風のグリークヨーグルトやコムハニー(巣密)など、普段食べることのないトッピングを楽しめるのも専門店の魅力です。

また、専門店によってグリークヨーグルトの硬さもさまざまです。本場韓国のようなかなりモサッとしたお店もあれば、水分を少し含んだクリーミーな食感のお店もあります。専門店が増えてきた今、自分の好きな硬さのグリークヨーグルトを見つけるのもいいでしょう。

2. 自分で作る手間が省ける

グリークヨーグルトは自宅で作れます。しかし、ヨーグルトの水切り作業、トッピングの買い出しなど、しっかり作ろうと思うと結構大変です。

また、バナナやキウイ、いちごなどのフルーツは決して安くありません。1つ作るだけで大きな出費になることも考えられます。自分で作る手間と費用を考えると、グリークヨーグルト専門店で買ったほうがコスパは高いといえます。

3. 冷蔵庫のスペースを確保できる

グリークヨーグルトを自宅で作るには、ボウルやコーヒーフィルターなどを使った方法が一般的です。これらの方法は放置するだけで完成するのでとても手軽ですが、冷蔵庫のスペースを取るというデメリットがあります。

市販のヨーグルト400g程度ならそこまでの場所にはなりませんが、ボウルが冷蔵庫に入っていると意外と場所を取り邪魔になってしまうものです。冷蔵庫のスペースを確保したい方は、専門店での購入をおすすめします。

まとめ

グリークヨーグルトは韓国のヨーグルトで、日本でいうところの「ギリシャヨーグルト」や「水切りヨーグルト」にあたります。しかし、韓国のグリークヨーグルトはギリシャヨーグルトよりも水分量が少なくモサッとした食感が特徴。水分量が少ない分、たんぱく質も豊富に含まれており、栄養価が高いのも特徴です。

グリークヨーグルトは市販のヨーグルトの水を切るだけなので、自宅でも簡単に作れます。しかし、トッピングを充実されるには結構なお金がかかってしまいます。また、自宅で作る際は、冷蔵庫の場所を取ることにもなるので注意しましょう。

・自分で作るのは面倒
・本場の味を味わいたい


そんな方は、お近くのグリークヨーグルト専門店を探してみてください。近年では、東京都内だけでなく、地方にも専門店が数多くオープンしています。ヨーグルトの硬さやトッピングはお店によって異なるので、お好みのグリークヨーグルトを探してみてはいかがでしょうか。

SHUN HONKE

編集者

SHUN HONKE

宮崎県で活動するクロッフル専門キッチンカーカフェ「kukuna coffee」オーナー。良いモノ・文化を地方の方にも知ってもらいたいという想いからキッチンカー事業をスタート。