グリークヨーグルトの5大効果！話題のヨーグルトは何がいい？

最近、何かと話題のグリークヨーグルト。テレビやSNSを中心に存在が広がり、近年では専門店も増えてきています。そんなグリークヨーグルトですが「結局体に良いのか？」「なぜ話題になっているのか？」疑問を抱いている方も多いでしょう。

そこで、この記事ではグリークヨーグルトが人間の体にもたらす効果について詳しく解説していきます。普通のヨーグルトとの違いなども紹介するので、気になる方は参考にしてみてください。

グリークヨーグルトとは

そもそも、グリークヨーグルトとは水分や乳清（ホエー）を除いたヨーグルトのこと。日本では、ギリシャヨーグルトや水切りヨーグルトと呼ばれています。

しかし、普通のギリシャヨーグルトに比べて韓国のグリークヨーグルトは水分が少なく、たんぱく質などの栄養価は豊富に含まれています。そのため、ヘルシーで栄養価の高い食べ物として注目を集めるようになりました。

▶関連記事：グリークヨーグルトとは？普通のヨーグルトとの違いや作り方

グリークヨーグルトがもたらす5つの効果とは

グリークヨーグルトは体に良いという話をよく耳にしますが、それが本当なのか気になりますよね。ヨーグルトなので体に悪いことはなさそうですが、実際「どのような効果が期待できるのか」について解説していきます。グリークヨーグルトに期待できる効果は、大きく以下の5つです。

1. 満腹感の維持（腹持ちの良さ）
2. 筋肉構築・筋量維持
3. 腸内環境の改善（消化・便秘改善）
4. 免疫力の向上
5. ダイエット効果

1. 満腹感の維持（腹持ちの良さ）

グリークヨーグルトは、普通のヨーグルトに比べてたんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質を豊富に摂取すると、CKK（コレシストキニン）というホルモンが十二指腸や小腸から分泌されるため、食欲を抑えられます。

CKK（コレシストキニン）とは、上部小腸から分泌され、食後の胃酸・膵液・胆汁の分泌を制御する消化管ホルモンです。CKKは、摂食行動や消化機能制御に影響を与えるため「満腹ホルモン」とも呼ばれています。

つまり、グリークヨーグルトは少量食べるだけでも十分な満腹感を得られます。朝食やちょっとしたおやつに最適といえるでしょう。

参照：コレシストキニン受容体による脳腸機能相関の伝達基盤と生理機能に関する研究｜新潟大学脳研究所

2. 筋肉構築・筋量維持

たんぱく質を多く含むグリークヨーグルトは、筋肉構築や筋量維持に最適です。これだけ聞くと「私は筋トレしないから関係ない」と思うかもしれませんが、たんぱく質は健康的な体を保つために必要な栄養素です。

人の体は、水分と脂質を除くと約80%がたんぱく質からできています。たとえば、筋肉や骨・臓器・皮膚・爪などはすべて主成分がたんぱく質です。そのため、筋肉を増やすだけではなく、健康的な体を維持するためにはたんぱく質の摂取は必要不可欠といえます。

たんぱく質の食事摂取基準は「体重1kgあたり2g程度/日」過剰摂取は体脂肪の増加などにつながりますが、通常の生活では不足しがちなため積極的に食べることが大切です。その点、グリークヨーグルトは効率良くたんぱく質を摂取できるのでおすすめです。

参照：カラダを構成するタンパク質｜大塚製薬

3. 腸内環境の改善（消化・便秘改善）

乳酸菌が含まれるグリークヨーグルトには、腸内環境を整える効果が期待できます。善玉菌と悪玉菌という腸内細菌を聞いたことがあるでしょうか。人それぞれ個人差はありますが、善玉菌が優勢状態を保つことが腸内環境の整腸につながります。

グリークヨーグルトには、善玉菌のエサとなる「乳酸菌」が多く含まれていることから、腸内環境の改善に効果的と言われています。便秘や肌荒れに悩んでいる方は、グリークヨーグルトを食べて腸内環境を改善するのもひとつでしょう。

4. 免疫力の向上

先ほどもお伝えしたように、グリークヨーグルトには善玉菌のエサとなる「乳酸菌」が多く含まれています。善玉菌は食物繊維などをエサにして短鎖脂肪酸を作り出し、免疫細胞を活性化されます。そのため、グリークヨーグルトを食べると、免疫力の向上が期待できます。

とくに、ダイエット中や暑い夏場などは免疫力が低下しがちです。免疫力を落とさず健康的な体を維持するためにも、グリークヨーグルトは効果的な食べ物であるといえます。

5. ダイエット効果

グリークヨーグルトは、普通のヨーグルトに比べて炭水化物が少なく、たんぱく質が豊富です。そのため、ダイエット効果が期待できます。

ただし、グリークヨーグルトだけですべての栄養素を補えるわけではありません。グラノーラやフルーツ、はちみつなどをトッピングしてバランスの良い食事を心がけましょう。

グリークヨーグルトはどこで食べられる？

グリークヨーグルトに似たギリシャヨーグルトは市販で販売されていますが、グリークヨーグルトは、なかなかお目にかかれません。そのため、グリークヨーグルトを食べる方法は以下の2つになります。

・自分で作る
・グリークヨーグルト専門店にいく

自分で作る

意外かもしれませんが、グリークヨーグルトは自分で作れます。作り方は至ってシンプルで、キッチンペーパーなどを敷いたザルに市販のヨーグルトを入れて一晩置くだけ。これだけで、ヨーグルトの水分や乳清（ホエー）が抜け、グリークヨーグルトになります。

ただし、市販のヨーグルト400gが一晩で150g程度になるため、普通のヨーグルトを食べるよりコストがかかります。また、グラノーラやフルーツをトッピングする場合は、さらにコストがかかってしまうので注意が必要です。グリークヨーグルトの作り方は、以下の記事を参考にしてみてください。

▶関連記事：【時短】専門店が教える水切りヨーグルトの作り方

グリークヨーグルト専門店にいく

自分で作るのが面倒な方は、グリークヨーグルト専門店にいくことをおすすめします。近年では、東京都内だけでなく、地方にもグリークヨーグルト専門店が増えてきています。もしかしたら、自宅や職場の近くにあるかもしれないので、ぜひ探してみてください。

グリークヨーグルト専門店で食べるメリットは、さまざまなトッピングを楽しめることです。お店によってグリークヨーグルトの硬さや食感も違うので、いろいろ食べ比べしてみるのもいいでしょう。

まとめ

グリークヨーグルトに期待できる効果は、以下の5つです。

1. 満腹感の維持（腹持ちの良さ）
2. 筋肉構築・筋量維持
3. 腸内環境の改善（消化・便秘改善）
4. 免疫力の向上
5. ダイエット効果

近年、グリークヨーグルトが注目を集めているのは、単純に美味しいからという理由だけではありません。腸内環境の改善やダイエット効果など、さまざまな健康面への効果が期待できるのです。美容大国である韓国で流行った食べ物と聞くと、納得のいく理由です。

少しでもグリークヨーグルトが気になる方は、一度専門店に行って食べてみてはいかがでしょうか。普通のヨーグルトよりもモサッとした食感や、フルーツとの相性など、意外とクセになってしまうかも……。